(旧プロジェクト名:細胞表面タンパク質の網羅的な機能推定アルゴリズム開発)
代表者:化学・生命科学科 諏訪 牧子
期 間:2018年6月1日~2021年3月31日

※2020年度よりプロジェクト名が変更となりました。

  • 構成メンバー 
    化学・生命科学科 教 授 諏訪 牧子 (代表者) 2018年6月1日~2021年3月31日
    産総研 人工知能研究センター研究員 池田 修己 2018年6月1日~2021年3月31日
    産総研 バイオメディカル研究部門 グループ長 佐藤 主悦 2018年6月1日~2021年3月31日
  • 概要
    大規模な生命情報を基にバイオインフォマティクスにより実験の困難性を補完しつつ、創薬標的である膜タンパク質が細胞表面で機能している全容を解明するため、次の2課題を行う。これらは生命現象の基礎的研究や医薬品開発にも繋がると期待する。

    【1】細胞表面の膜タンパク質の電子顕微鏡画像に対して種類を推定することを目指す。様々な生物種の膜タンパク質の配列・構造・機能情報を一元管理したDBを構築し、この中の立体構造と二次元電顕画像を逐次的に照合させて、膜タンパク質の種類や複合体状態を推定する手法を開発する。画像照合には畳み込み深層学習などを用いる。
    【2】Gタンパク共役型受容体(GPCR)は、リガンド分子と結合した情報が広範囲な経路を通り核まで伝達される。この経路の異常が癌、心臓病、高血圧など重篤な疾患に繋がるため、GPCRとリガンドの組合せから細胞内の情報伝達経路を予測する手法を開発する。文献情報、配列・立体構造情報とデータマイニング手法を活用する。