青山学院大学 理工学部

DEPARTMENT化学・生命科学科によせられる
代表的な質問

化学・生命科学科によせられる代表的な質問

Q1. 高校の授業で「化学」と「物理」を受けています。 「生物」も受けてけていなくては受験できませんか?

高校のカリキュラムによりますから仕方ないところですね。この学科における生命科学に関わる講義は、初歩的なところから最先端・発展まで設定しています。化学、物理、生物、地学、いずれにしても、今のご自身がやらなくてはいけないことを高校でしっかり学んできてください。

Q2. この学科では「化学」と「生命科学」を 両方勉強できるのですか?

両学問分野を網羅したユニークなカリキュラムが特徴です。この中で、「5本の柱」のうちで必ず勉強しなくてはいけない「必修科目」がありますが、それ以外は4年次から始まる研究室での卒業研究に向けて、自分の興味に合わせたスキル・基礎学問の習得ができるシステムになっています。

Q3. 研究室での研究生活はどういうものですか?

4年次に個々のテーマを約1年間研究します。研究室では、担当教員と議論しながら自分のペースで進めていく自主性を重んじています。また、研究室ごとのゼミや英語の雑誌会では、プレゼンテーションや議論の仕方も学べます。目標を達成したときの喜びを研究室の仲間とわかちあえるのも研究室の醍醐味です。

Q4. 将来はどのような分野の会社で働くことになるのでしょうか?

化学系、製薬系の他、食品や化粧品業界に就職して先輩達が活躍しています。そのほかに、化学や生命科学の専門性を活かした公務員、教員、SEや電機メーカー等にも就職しています。このほかに、約3割の学生が大学院に進学し、より専門性の高い研究に取り組んでいます。

Q5. 実験科目では、どのような実験をするのですか?

1年次の「化学基礎実験」を例にあげると、気体分子をコンピュータシミュレーションによってバーチャルに観察する実験や、セラミックス材料を使った電磁波と色の実験、液晶分子の合成、イオン交換膜を使って塩水から真水を得る実験、重金属イオンの分析など、身近で興味深い実験を通して基礎を学び、2年次以降、より専門的な実験へステップアップしていきます。

Q6. メーカーなどの研究現場を実感できるような授業は、ありますか?

メーカーでの製品開発に直結するのが工業化学の分野です。この分野を理解するために、有機合成化学・高分子化学・材料化学などの講義を設けているほか、企業の製造・研究分野の最前線に携わる方に、現場での先進技術や思想を語っていただく特別講義など、現代社会や産業との関わりを実感できる最先端分野の科目を充実させています。

Q7. 専門的な実験を行う際の取り組み方も学べますか?

本学科では、1~3年次に各種の実験に自ら取り組むことで、講義科目で学ぶ理論をしっかりと身につけることを大切に学んでいきます。と同時に、実験の操作や、実験から結論に導くまでの文献調査、記録、データ処理、考察といった一連の作業も行い、専門実験に必要な技能を習得していきますから、4年次には、これらを駆使して卒業研究に取り組むことができます。

Q8. 本学科では、生命倫理についても学べますか?

バイオテクノロジーや遺伝子治療、再生医学といった最先端バイオ技術は、社会的、倫理的にも多くの問題をはらんでいます。また、生命科学は多様な専門分野を包括する総合サイエンスとして発展しています。本学科では、生命に関する技術をいかに利用していくのかといった問題意識と、確かな判断力を持てるように、学際的に学べる科目を設けています。