学科の特徴
目には見えないけれど、現代社会になくてはならないものが電気、電子、磁気です。その応用範囲は実に広く、また日々革新が進められています。これらを制御し応用することで、私たちの暮らしや社会を支え推進するのが電気工学、電子工学です。
活用範囲があらゆる産業領域に及ぶため、最先端かつ独創的な研究に取り組めるエキサイティングな学習環境を整えています。扱う対象は、例えば携帯電話から建築物の壁にまで応用されている環境電波、超高速の光量子エレクトロニクス、ソーラーカーやロボット、生体と感性、炭素原子一個の薄さの膜を使った各種センサー、ダイヤモンド薄膜、原子サイズの物質を加工するナノエレクトロニクス、等で、日々新しいデバイス創製に挑戦しています。どの研究も最先端かつ独創的でエキサイティングな内容です。
こうした学習環境のもと、進展する技術に即応していくための応用力と、新技術を創出する源泉となる基礎力をバランスよく身につけられるように、本学科では多面的な教育に力を入れています。
学びの分野
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学科方針
電気電子工学科では、現代の要請に適応し、かつ未来への展開に応じ得るため、電気電子工学における基礎と応用との両領域を融合した系統的な教育を行い、社会への奉仕と貢献ができ、豊かな人間性と広い視野を持つ、優れた人材を育成することを方針としています。
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学べること1
この方針を実現するため、1年次の数学関連科目および必修科目の電気回路Ⅰ、電気磁気Ⅰで数理思想と基礎知識を培い、2年次に必修科目および選択必修科目を通じて電気電子工学分野に共通する基礎知識を修めます。
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学べること2
3・4年次の講義科目では各自の希望する専門分野に関する知識を選択必修科目として修めるようになっています。また4年次には、専門的課題に対し問題点を解決する方法を、必修科目である卒業研究を通じて各研究室に所属して修めます。