パワーエレクトロニクス研究室
指導教員 | 松本洋和 准教授 |
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テーマ | 1.ワイヤレス送電の研究 2.パワーエレクトロニクス回路制御用ニューラルネットワークの研究 3.ソーラーカー用パワーエレクトロニクス回路の研究 |
研究内容
パワーエレクトロニクスとは電気の質(交流/直流、電圧、周波数、位相等)を変換する技術のことです。パワーエレクトロニクス技術は皆さんの身の回りのあらゆる電気製品(携帯電話、冷蔵庫、電車や自動車等)で使われおり、現代生活を支える上で必要不可欠なテクノロジーです。また、今注目を浴びているドローンやワイヤレス送電、ロボットなどにも利用されています。
本研究室はこのパワーエレクトロニクス技術を使って既存の製品の性能を改善しまた発展させ、そしてこれまで社会になかった物を作りだすことを目的としています。
ワイヤレス送電の研究
ワイヤレス送電とはケーブルを接続することなく送電できる技術のことです。携帯電話の充電器として市販されている他、将来的には電気自動車の充電装置としても利用が考えられています。
本研究室では無人搬送車(AGV)へのワイヤレス送電による常時給電の実用化に向け、様々なコイル構造や周辺回路の提案や改良を行っています。
パワーエレクトロニクス回路制御用ニューラルネットワークの研究
ニューラルネットワークとは画像認識などで使われるAI技術の基礎となるものです。本研究ではニューラルネットワークをFPGAと呼ばれるICに実装し、パワーエレクトロニクス回路をより高度に制御することを行います。
ソーラーカー用パワーエレクトロニクス回路の研究
研究室で所有しているソーラーカーで使用されるパワーエレクトロニクス回路の開発を行います。具体的にはモータを駆動するためのインバータ回路やソーラーパネルで発電した電力を効率よく充電するための回路の設計開発を行う予定です。
ワイヤレス送電実験
参考文献
- S. A. Assadi, H. Matsumoto, M. Moshirvaziri, M. Nasr, M. S. Zaman, and O. Trescases, “Active Saturation Mitigation in High-Density Dual-Active-Bridge DC-DC Converter for On-Board EV Charger Applications,” IEEE Trans. Power Electron.,
- N. Khan, H. Matsumoto, and O. Trescases, “Wireless Electric Vehicle Charger with Electromagnetic Coil Based Position Correction using Impedance and Resonant Frequency Detection,” IEEE Trans. Power Electron.,
研究者情報
教授:松本洋和 | |
学位 | 博士(工学) |
所属学会 | 電気学会、IEEE |
研究分野 | パワーエレクトロニクス、電気機器、電磁気学、制御工学 |