青山学院大学 理工学部

研究室紹介

井口幹夫 准教授

指導教員 井口幹夫 准教授

研究内容

応用言語学と異文化コミュニケーションの研究をしております。英国ロンドン大学(SOAS)修士課程在籍時に、第二言語学習者の心理と第二言語習得に興味を持ち、学習動機をテーマに研究しました。マズローの欲求段階説をベースにし、学習者が目標言語の話者のコミュニティに入ってみたいという統合的動機、そして自らの意志で学びたいという内発的動機(intrinsic motivation)をいかに高められるかを論じました。

その後、英国ウォーリック大学博士課程に入り、在英日本人が英語話者のコミュニティに対して社会的・心理的に統合(integrate)したいという思いを抱いているかを探求することにしました。研究領域としては第二言語習得と異文化コミュニケーションという学会で分断されている両分野を統合しました。第二言語習得の指導は主にDr. Ema Ushioda、異文化コミュニケーションについては主にProf. Helen Spencer-Oateyに指導を受けて研究しました。

異なる文化背景を持つ人々のインターアクションを研究することに喜びを覚えます。昨今の論文は貢献(contribution)が問われます。今後は自分の研究を高めるために「周りから何が得られるか」ではなく、「周りの人々に何が与えられるか」を自問自答しながら研究を進めたいと思います。

研究者情報

准教授:井口幹夫
学位 Ed.D.(教育学博士:応用言語学・英語教育)
所属学会 BAAL、大学英語教育学会(JACET)、全国語学教育学会(JALT)、異文化コミュニケーション学会(SIETAR)、志学会
研究分野 英語教育(ELT)、応用言語学、第二言語習得(SLA)、異文化コミュニケーション
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