学科の特徴
世の中は、人・モノ・お金・情報などが複雑に関わり合う企業や各種の法人、社会といった多様なレベルの組織によって成り立っています。こうした組織を“より良く機能させる”ための技術とシステムを開発し、そのシステムを実際に導入するまでの全プロセスで学ぶのが、経営システム工学です。
分析技術、モデル化技術、最適化技術の3つの技術分野について先端ITを駆使して学びます。教員陣には著名企業の第一線で活躍した経験者も多く、3つの技術分野の組織経営のさまざまな場面への実践応用を体系的に学ぶことができます。現実社会の問題を把握し、先進的な管理技術を駆使して新たな管理技術を研究・開発することで高度で先端的な課題解決力を養うことができます。
海外大学との交流を促進するための科目やグループワークによって学ぶ科目、社会に対する洞察力を養う科目など、興味を刺激する授業を豊富にそろえています。
学びの分野
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分析技術
データに基づく思考力を養うための技術分野です。確率統計、多変量解析I・IIを学んだ上で、実践機械学習や品質管理技術、企業経済学などで応用力を身につけ、分析技術実験を通して実践的な分析力を養います。
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モデル化技術
現実社会の客観的な理解力を養うための技術分野です。システム工学基礎、シミュレーション工学、意思決定論を学んだ上で、システム工学応用や生産システム設計、コーポレートファイナンスなどで応用力を身につけ、モデル化技術実験を通して現実のモデル化力を養います。
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最適化技術
目標達成のための効果的な判断力を養うための技術分野です。オペレーションズ・リサーチ、組合せ最適化、アルゴリズム設計を学んだ上で、生産管理技術や地理情報処理、ゲーム理論などで応用力を身につけ、最適化技術実験を通して最適計画の実践力を養います。